国家資格じゃないケド…ラオスで象使いライセンス獲得!おすすめの観光地とツアーをまとめてみた
お疲れ様です!ファラデーです!ラオスでは国家資格として『象の免許』があるらしい…その噂を聞いて、ラオスで象に乗ってきました。
事前準備
飛行機
ラオスへは直行便はありません。Skyscannerで出来るだけ安い&まともなトランジットの便を探しました。成田→ハノイ→ルアンプラバーンの往復で¥69,000/人。
宿泊
Airbnbを通して予約しました。3人だったので、ダブルベッド+シングルベッドの部屋があるApple Guesthouseに決定。3人×2泊で¥12,000でしたので、¥4000/人。
象ツアー
調べて分かったのは、
ラオスの象免許は国家資格ではない!!!
ということ。
それぞれのツアー会社が、独自に発行しているだけ。この時点で行くかどうか少し揺らぎましたが、「カヤックに入社するでもなければ、履歴書に書く事もないか…」という感じで行くことに。
ラオスに昔からある象ツアー会社のElephant Villageに決定。1日コースで、価格は¥10,000/人でした。
Wi-Fi
宿泊先にはWi-Fiがあるので、SIMフリーのモバイルルーターを持っていき、現地SIMを使うことに。後ほど書きますが、3日間3G使い放題で7 USD(¥800)でした。
治安
ラオスは、東アジアで最も貧しい社会主義国といわれています。メコン川が流れていますが、途中に滝があるために物流が発達しない事も原因のようです。
外務省のサイトでは、ラオス全域が”特別な注意を要する”レベル1に指定されています。少し不安でしたが、警戒レベルとしては最低でしたし、男子3人なので、しっかりと注意すれば大丈夫だろうと判断しました。
感染症
東南アジアで怖いのが感染症。A型肝炎、デング熱、マラリア、寄生虫、狂犬病など…全てに対応するのは不可能ですし、狂犬病などは長期間の対策が必要になります。
ですから、比較的短時間で対策でき、致命的になりうるものとして抗マラリア薬だけ日本で処方してもらいました。¥12,000で週に1回6週間飲みます。後ほど、まとめにも書きますが、蚊に刺されないために現地の気温で長袖長ズボンでいるのはかなりキツイです。結局、半袖で歩いてました。
海外赴任などならともかく、3日間の旅行で必要か否かは疑問でした。ツアーで一緒になったカナダ人には、「スゴい用心深いね」と笑われましたが、念には念をという事で後悔はしていません。
持っていったモノ
SIMフリーのWi-Fiルーター
キャリアのスマホは、購入後181日経過しないとSIMロック解除できない制限があったので、SIMフリーWi-Fiルーターを持って行くことに。全世界対応で、ネットの評価も良いNECの「Aterm MR04LN」を購入。ラオスでも問題なく使用できました。今後は、日本で格安SIM会社と契約して使おうと思います。
ネットでは、Aterm MR04LNは作りが脆いという評価がありました。同時に保護シールとケースを買いましたが、特に壊れそうな印象はありません。micro SIM専用で、nano SIMに拡張ケースつけて使おうとすると壊れるみたいですね。
【必須携行品】
- パスポート
- 現金(¥15,000→$129。空港で換金しました。現地ではkipも$も使えますが、kipに変えた方が手間がかからない印象。お土産をそれほど買わないなら、¥10,000もいらないかも。)
- クレジットカード(VISAを持っておいた方が良いです。)
【一般】
- 歯ブラシセット
- 洗顔
- 小タオル
- ネックピロー
- メガネ
- コンタクト
- ドライヤー
【電子機器】
- iPhone
- iPad(Kindleに何冊か本を入れておいて、飛行機で読みました。)
- 一眼レフ
- 一眼レフの充電器
- JOBY ミニ三脚 ゴリラポッド
- GoPro HERO4 SILVER
- GoPro用 予備バッテリー
- Feiyu Tech FY-G4 ULTRA(GoPro持ってるなら、オススメ。)
- Feiyu Tech FY-G4 ULTRAの充電器(本体に付属。)
- Feiyu FY-G4 ULTRA 延長ポール
- Feiyu Tech FY-G4 ULTRA ポータブルケース
- 延長コード
- MacBook Air
- MacBook Airの充電器
- cheero Power Plus 3
【衣類】
- ジャケット:1枚(現地では必要ありません。)
- トップス:4枚
- パンツ:2枚(チノパン・ジーンズ)(象ツアーで来ていたものは土まみれになりました。)
- 下着:4枚
- 靴下:4枚
- 水着(象ツアーで使いました。)
- BAGSMART トラベルポーチ 4点セット
【バッグ】
- バックパック
- ショルダーバッグ(移動用に。GoPro・一眼・パスポート・財布を入れてました)
1日目
ベトナム経由でラオスへ
成田空港から10:00発の飛行機。ベトナム航空は、非常に綺麗で高性能でした。5時間ほどのフライトを経て、ベトナムのノイバイ空港に到着。
4時間のトランジットの後、ラオ航空で1時間。プロペラ機で小さな機体でしたが、問題なくルアンプラバーン空港到着しました。機内では、家庭感あふれるサンドウィッチが出ました。
ルアンプラバーン空港に着いたのが、現地時間20時過ぎだったため、ほとんどのお店は閉まっていました。SIMだけは売っていたので、3日間3G使い放題の契約でSIMを購入。7ドルでした。他にも〇〇GBでいくらというプランも。
タクシー(というかただのミニバン)のおじさんに話しかけられ、10ドルでゲストハウスまで連れていってくれるそう。意外に高いなぁと思いましたが、他に選択肢も無いのでお願いしました。
ゲストハウスは、エアコン完備でとても涼しい。もとから分かっていましたが、バストイレが一緒。ユニットバスじゃないですよ!文字通り一緒の空間にあります。シャワーを出すと便座がびしゃびしゃになります。翌朝には乾いてるので、あまり気になりませんでした。
お湯は出ますが、なんとも言えない温度…風呂上がりは少し肌寒い感じでしたが、気温が高いので、まだマシでした。
2日目
象ツアー
8:30に象ツアーのミニバンがゲストハウスに到着。ツアー参加者は、僕ら3人の他に、スペイン人夫婦・イギリス人女性・アメリカ人親子の8人。
やはり英語の問題はありましたが、全員と少しずつ話す事が出来ました。大切なのは最低限の単語と度胸と教養。もっと英語話せるようになりたいと強く思いました。
まずは、象に関する講義が30分。アジア象とアフリカ象の違い、Elephant Villageの取組み、一日の予定など。ちなみに、この施設の象は全てメスだそうです。オスは気性が荒い場合があるからとか。
続いて、いきなり象に乗ります。象には鞍は付いておらず、耳につかまりよじ登るスタイル。
正直結構怖い!!!
ですが、アフリカ象のイメージが強かったので、「意外に大きくないな」という印象。徐々に慣れました。
施設を5分ほどで一周した後、一度降りて、象への指示の出し方を学びます。「パイパイ」は進め、「クワクワ」は右へ行け、など7つの言葉を復唱します。これが出来ないと大変な事になるんじゃないかと思ってましたが、実際にはラオス人の象使い(マホート)が一緒に乗ってくれる時間が長いので、あまり使いません笑
続いて、いよいよ本格的に象に乗ります。象に乗ったまま、近くを流れるナム・カーン川を渡ります。川底は浅いため、小さめの象でも足先が濡れるぐらい。1時間ほど周囲を歩いて、再度施設に戻ります。象の背中は硬く、安定感があります。毛が少しチクチクしますが、落ちそうという感じはありませんでした。アイルランド人の年配のご婦人も乗れてましたし。
その後、ビュッフェ形式の昼食。タイ米、中華丼、スープカレー、パクチーサラダというメニューで、日本人の口にもよく合うメニュー。この旅で一番美味しかったかもしれません。
昼食の後は、もう一度象タイム!今度は、川の中で象の身体を洗います。タワシを受け渡され、象の頭をゴシゴシ。マッサージみたいなものなのでしょうかね。時々、一緒に乗っているマホートが象に指示を出して水をバシャバシャさせるため、水浸しになっている参加者もいました笑
30分ほど川の中にいた後、下象。象達は、これでジャングルに帰ることになります。ツアーとしては、船でナム・カーン川を登り、滝見学へ。3月は乾季のため、滝の水量はかなり少ない…飛び込んだり、休んだりして過ごしました。これで、ツアーは終了。16:30頃にゲストハウスに戻りました。
ここである事に気づきます。
「免許貰ってなくね?」
ゲストハウスに帰る前に貰えると思っていた免許ですが、他の参加者も含めて貰っている様子はありませんでした。貰えるかどうか定かではありませんでしたが、Elephant Villageの事務があるメインストリートに夕食の際に向かう事にしました。
プーシーの丘
とりあえずシャワーを浴びてから、近くにある観光スポット「プーシーの丘」へ。階段で登る事が出来ますが、角度が急なため、象ツアー後の僕らには少し辛かった…
頂上では、籠に入った鳥などが売られていて(20000kip)、願いを込めながら鳥を放すと叶うそうです。鳥を使ったビジネスなので、賛否がありそうですが…
ナイトマーケット
夜は、ナイトマーケット。通り一面に店が立ち並びます。店は非常に多いですが、売ってる物は被っている場合が多々ありました。
嫌な感じの客引きなどは全くありません。雰囲気は悪くないので、「3つ買うから安くしてくれ」など、交渉に慣れていない僕でも簡単に出来ました。
そして、いよいよElephat Villageの本店へ。自分達が今日のツアーに参加したコト、なんらかのcertificationが欲しいコトを伝えると…
奥から免許を持ってきてくれました!!!
名前を伝え、免許に名前を書き込んで貰います!良かった!!もし、象の免許目当てにラオスに行く方は、諦めずに事務に行ってみましょう!きっと貰えます。
ちなみに、「免許を欲しがるのは日本人だけだ」という噂を実際に聞いてみたところ、やはり日本人ばかりが欲しがるとの事でした。でも、公式のものでなくとも、形となって貰えるのは嬉しいですよね。
3日目
最終日のメインは、クァンシーの滝。前日にゲストハウスでミニバンを予約してもらいました。50000kip (700-800円ぐらい)で往復。11:30に迎えが来るので、それまでに朝食と博物館に行きます。
博物館の入場料は10000kip(100-200円ぐらい)。50年ぐらい前のラオス王宮に関連する品々が置いてありました。
クァンシーの滝
その後、バスに乗り込み揺られる事1時間。クアンシーの滝に到着。観光客も非常に多く、写真スポットは通るのに一苦労するほどでした。
ここから山道を3kmほど歩くと、温泉と洞窟があります。しかし、帰りのバスが15時に迎えに来るので、かなりギリギリでした。洞窟を目指す場合は注意して下さい!
ギリギリでバスに乗り込み、街に戻りました。事前にゲストハウスで空港へのバスを予約していたので、ルアンパバーン空港へ。
ベトナム経由で日本へ
ルアンパバーン空港はこんな感じ。夕方だったので、飛行機も綺麗でした。1時間で、ノイバイ空港に到着し、4時間のトランジット。椅子で寝て過ごしました。翌朝に日本に到着しました。
まとめ
象の免許は意外にちゃんとしてた
事前に下記の記事を見ていて、免許のただの紙に印刷しただけ感が嫌だったのですが、今回貰ったものは、象のフンから作った紙に印刷してあり、結構雰囲気あるものでした。
衛生状況は悪くない
僕らはマラリアだけ対策していきましたが、挙げればキリがありませんし、どこへも行けません。食事などを含めて、衛生状態は悪くないと感じました。
ルアンパバーンの治安は問題ない
外務省の「十分な注意を要する」という勧告をみて、少しの不安はありました。しかしルアンプラバーンは完全に観光地化されているため、一度も怖い思いはしませんでした。
欧米からの観光客を中心に賑わっており、客引きなどもないため、最低限の注意をすれば問題なさそうです。後から聞いた話ですが、タイやベトナムで観光地化が進んだため、「素朴なアジア」を味わいたい欧米人から密かな人気を集めているようです。
Wi-Fiルーターはメチャクチャ便利
スマホのSIMロック解除が出来なかったため、SIMフリーモバイルルーターを持っていきました。現地で3日間3G使い放題7$のプランを契約しましたが、ゲストハウスの外で検索や地図も開けるなど、大変便利でした。これからも海外に行く時には活用しようと思います。何度も言ってるような気がしますが…それぐらいの感動でした。
空港の換金レートは悪い
現地では、現地通貨であるkip(キップ)も米ドルも使えます。ですが、表示されている値段はkipである事が多く、ドル支払いは割高になってしまいます。基本的にkipに換金した方が良いです。空港でも換金出来ますが、ルアンプラバーン市街に多数の換金所があり、そちらの方がレートが高いです。市街の換金所は、全て同レートでした。
以上が、2泊3日のラオス旅行の様子です。なにかの参考になれば幸いです。